「〇〇さん、一番好きな映画は何ですか。」
「〇〇さん、一番好きな映画は何ですか。」
昔専門学校にいたとき、
クラスメイトのみなはほかのクラスメイトに取材し、記事を作る課題でそう聞かれました。
そのテーマは「クラスメイトを紹介しよう」です。
だから、名前とか出身地とか基本的な情報はもちろん、
好き嫌いもよく聞かれました。
一番聞きやすいのは「食べ物」「映画」「本」かもしれないので、
ほとんどのクラスメイトはそう聞きました。
わたしは思わず、
「風と共に去りぬ」と答えました。
実は、これは好きな映画より人生の初めて見た洋画です。
4歳の時、父は少しお金を儲けて、ビデオプレイヤーとHi-Fiを買いました。
ちょうど年末年始の時だったので、
カウントダウンを待ちながらこのすごく長い映画を見ました。
一応字幕があることはあったが、
4歳のうちにとって難しい字がいっぱいあったし、英語もわからなかったし、
ただ「服きれい!」「舞踏会はすごい」「馬が死んじゃった;;」
という印象だけ残っていました。
「まだ小さいからわからないのだろうか。
大きくなってきたらこの物語の大切さを忘れちゃダメ。」
父はこんな感じの話をしてくれました。
そして、洗脳教育かどうかよくわからないですが、
あれから、
うちが留学するまで毎年の年末の時、必ずこの映画を見ました。
母は「うんざり」と文句を言っても、
頑固な父はそれを無視し、私たち二人で静かにこのちょう長い映画を見ました。.
毎年同じイベントですが、高1の時、見ている途中急に涙がこぼれました。
なんかわかってきました、この物語の伝えたいメッセージ。
次の日、図書館へ行って、原作の小説を借りて、読んでみましたけれど、
翻訳版ではなくて英語版だったので、
あの時英語力の貧弱なうちにとってとても大変でした。
そして22年後…
きのうアメリカから注文した「風と共に去りぬ」の小説が届きました!!!
中古品なので見た目は少しあれですが、
このようなクラシックのはまだ買えて本当に良かったです。
今「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」を読んでいるので、
しばらく放置していますが、
人形のような少女とその父親の話が読み終わったらすぐこれを読み始めます。